技能試験の練習はコレをコノ順でやればOK(ド素人が挑戦する第二種電気工事士試験)
技能試験の勉強って何をすればよいのか?
またそれらをどういう順番でやればいいのか?
私は最初に悩んだのですが、実際に色々やってみた後に「こうすりゃよかったんじゃん!」と分かったので、それらをまとめてみました。
やることを把握する
何が出題されるかを知る
技能試験の問題は以下のようになっています。
- 技能試験は1問出題されます。
- 与えられた部材を、用意した工具で工作し、作品を作る問題です。
- 13問の問題があらかじめ公開されていて、このうちの1問がランダムで出題されます。(試験会場により異なるようです。)
- この「あらかじめ公開されている13問」は「候補問題」と呼ばれます。
何を目指すかを決める
よって、本番までにこの13問の候補問題がすべてできる状態にしておけばOK。この状態を目指しましょう。
過去問を使う
「候補問題」はここ数年変化がありません。ということは、ここ数年は「候補問題」=「過去問」と言うことができます。
ということで、「過去問」を取得して使いましょう。
「過去問」の方が以下のメリットがあります。
- より詳細な情報が書かれている
- より本番に近いトレーニングになる
なので、最初から「過去問」を使うことをオススメします。
必要なモノを用意する
以下を買いましょう。
- 工具セット
- 部材セット
以下を用意(ダウンロード)しましょう。(ブラウザで直接参照してもOKです。)
- 過去問
- 欠陥の判断基準、注意点
以下の記事で詳しく書きました。
工具の使い方と単位作業の動画を見る
HOZAN さんの部材セットを買うと、「技能試験対策DVD」が付いてきます。この中の以下を事前に見ておきましょう。見るだけでOKです。施工はしなくて良いです。この時点で頑張って覚えようとしなくても大丈夫です。という前提で。
- 3 使用工具の説明
- 4 器具の結線/電線の接続 説明(代表的な欠陥紹介)
この2つをざっと見ておけば、工具をどのように使うのか、どういった作業ができるようになる必要があるか、分かります。(ちなみに、器具の結線や電線の接続のような一つ一つの作業が「単位作業」と呼ばれています。)
で、この「技能試験対策DVD」を持っていない場合、DVDプレイヤーがない場合は、以下の YouTube 動画でもOKです。同じく HOZAN さんの動画です。DVDよりこちらの方が詳しいです。
(以下は2021年度向けの再生リストです。)
お好みの方をご参照ください。
候補問題をすべて施工する
ここからが本番。技能試験の実践練習となります。
YouTube を見ながら「候補問題No.1」をやる
前述の記事にも書いた通り、 HOZAN さんが YouTube チャンネルにて、候補問題全13問の解説動画を上げられています。それぞれの工程を、編集なしのノーカットで、解説付きで見ることができます。
(以下は2021年度向けの再生リストです。)
この動画の通りに出来れば合格! なので、
- 「過去問」を手に、
- 「過去問」に書かれた部材を用意し、
- 工具を用意し、
- YouTube を見ながら、
- まずは「候補問題No.1」を、
実際に施工してみましょう。
最初は YouTube を一時停止しながら、時間を気にせず、一つ一つ施工すると良いです。多分、最初は2時間くらい掛かると思います。
「欠陥の判断基準、注意点」を確認する
前述の記事にも掲載している、公式の「欠陥の判断基準等について」に掲載されている資料を確認しましょう。
タイミング的に、候補問題をやり終えたあとの方が理解しやすく頭に入りやすいかと思います。
YouTube を見ながら「候補問題No.2」以降をやる
あとはひたすら候補問題(と書きつつ「過去問」を使うのだが)の続きをやっていきましょう。
残りの12問も初めての施工になります。ので、一つ一つ丁寧に施工すると良いと思います。
2周目は時間を計って施工する
「部材セット」を2回分買っていたのなら、2周目をやっていきます。
2周目は、
- YouTube を見ずに、
- 時間を計って、
- 本番と同様の流れで、
実施すると良いでしょう。
時間内に正しく施工が終われば、安心。
時間内に正しく施工が終わらなければ、悪かった部分を確認し、部分的に練習を行うと良いかと思います。
以上! です!
おまけ
何周するか?
私自身がやってみた限りになりますが、2周がちょうどいいかなと思いました。
- 1周目:施工しつつ作業を覚える。
- 2周目:本番と思ってチャレンジし、弱点を発見する。
のように使えるからです。
1周で十分と言う人もいます。うん、わかる。私も2周目ですべて上手く施工できましたし、結果論としてはそう言えるっちゃあ言えます。
部材の金額、周回を増やすことで消費する時間、得られる安心感、自分の器用さや施工能力(?)を信じられそうか、色々要素があるとは思います。時間が取れなくとも2周分の部材を買って、不安に思える問題だけでも2回目の施工をするのをオススメします。
単位作業の練習は?
事前に「単位作業」だけの練習はしなくていいかと思います。
それよりも、候補問題をやり終えた後、苦手に思えた作業があったらその「単位作業」だけ練習するのが効率が良いと思います。
できることはやらない。できないことは練習する。時短で効率的かと思います。